お歳暮セットの中でも、今回はクラフトに焦点を当てていきます。
2021年度は丑年です。
その牛さんのクラフトと、おいしい完熟ポンカンがセットになったお歳暮セットですが、そのメッセンジャー役となるウシさんがどのような木で作られているかをまずはご覧ください。
屋久島のスギだけではない、屋久島の木がたくさん参加して出来た丑年クラフト
その質感や色合いを出すために、屋久島で育つ木々を適材適所で盛り込んでいます。
そこで、クラフト担当のアセンス工房・山田さんに木の特徴を簡単に説明してもらいました。
クラフトのラフ(荒削り)段階
まずは荒削りの段階です。
ここから、手作業で削りながら木材の質感を出していきます。
そして、異なるパーツには異なる木を使っていますので、そちらも仕上げて行く事になります。
手作業がどうしても多くなってしまい、それが数量限定になってしまう原因でもあります。
パーツ毎に使われている木材の紹介
【ヤマグワ】
クワは杉との色目が違って相性が良さげで御蔵島の島桑のイメージと似て自分の中ではお気に入りランキング上位だそうです。
なにより実が美味しいから大好きだそうです。
【ヤマザクラ】
ヤマザクラを鈴に利用した理由は、なんと言ってもあのサイズの文字を彫るには硬くてしっかりした木が必要だったからです。
更に、自分の中でサクラは"春の門出を祝う木"です。
なので、お祝い事の時は作品のどこかに取り入れる木であったりもします。
ちなみに、最初でご紹介した上の写真ではヤマザクラを使用していなくて、タブノキの中でも特別な紅タブを使っています(プロトタイプのため)。
ヤマザクラの質感は完成品となる下の写真でお楽しみ下さい。
【ヤマグルマ】
ヤマグルマはとにかく個性が強いのが特徴です。
板の取り方で木目が全く変わったりして、この木を取り入れるだけで全体の雰囲気も120%UPすること間違いなしです!
【地スギ】
屋久島の低地で生えている杉です。
クラフトの台座に使用しています。
地スギは明るく、柔らかい風合いが特徴です。
【屋久杉】
牛さんの体、ミカンを載せている八角形をした台座に使用しています。
八角形は縁起の良い形といわれていますので、みなさんに幸せが届くことを願っています。
台座で見られる年輪の幅と年輪の詰まり方が大きく違うことが分かって貰えるかと思います。
屋久杉の長寿のパワーをもらって、新たな年も元気に過ごしてください。
【粘土】
ミカンにのみ使用されていて、こちらは特殊な粘土で作られています。
手作りしており、お歳暮ギフトのみに付いてくる特別なものです。
きちんと硬化されているので、取扱にも心配いりません。
いかがでしたか?
出来上がった作品を手にして頂いた方、残念ながら今年は手に入れられなかった方もこのような想いと工夫が込められた作品を今一度ご覧ください。
【顔のアップ】
【鈴のアップ】
実際に販売の段階では、2021の数字と鈴の穴は別にしてあります。
まだ2020年12月にスタートを切ったばかりの「こころまちギフト屋久島」ですが、来年はしっかりとした準備を持ってもう少し多くの方に信念を心待ちにしていただける準備を整えたいと思いますので、楽しみにしていてくださいね!